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観光地のフードメニュー開発

今回はいわゆる地方の観光客をターゲットにした商品開発について書きたいと思います。   観光地などの普段の商圏外からの来店が見込まれる場合に重要なことがあります。     1つ目は、『その地域の食べ物』を使っていること。     2つ目は、『食べたことがあるカテゴリー』であることです。     先日、千葉県のある道の駅で食べた天丼です。     もう少し説明を付け加えると、『いわしとハマグリのかき揚げ天丼』です。     千葉県の太平洋に面したエリアは九十九里浜が広がっており、古くから「いわし」が重要な産業となっていました。歴史もストーリーもしっかりとあるわけですね。     千葉県に住んでいる人は一度は聞いたことがあるかもしれませんが、県外の方は意外とご存知ないケースもあるようです。千葉県=落花生orディズニーランドということでしょうか(笑)       重要なポイント1つ目の「その地域の食材を使用する」と言う点ですが、観光客は「せっかく来たからその土地のものを食べよう」というインサイトがあります。私自身もそうですし、皆さんもそうではないでしょうか。千葉は落花生のイメージも強いですが、「海や魚」のイメージも強く持たれています。         そして、重要なポイント2つ目の「食べたことがあるカテゴリー」である点ですが、これも非常に重要です。天丼に限ったことではないですが、「カレー」「パスタ」「唐揚げ」などの馴染みのある食べ物のカテゴリーにすることで、食べたことがないメニューに対する抵抗感を薄めることができます。誰でもちょっと変わったメニューを頼んで失敗したくないですからね。     2つのポイントを確認しながら改めて天丼を見てみると、ボリュームもある(写真映えする)し、その地域でしか味わえない体験をすることもできますね。     地方の立地で地元客をターゲットにする場合はまた別の作戦が必要になるわけですが、県外客をターゲットにする場合にはとても重要なポイントです。     週末だけでも観光客が見込めるエリアの方など、ぜひ試してみてくださいね!
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