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なぜ経営者と現場の意見はすれ違うのか?

 経営者と現場の意見がすれ違うことは多くの企業で発生していることです。なぜ、このような事態が発生してしまうのか?大きくは2つの原因があります。

 

 1つ目は経営者と従業員では見ている視界が異なることです。経営者は企業を持続させていくことが1つの役割であり、常に世の中の変化に注目して1年~3年先のことを考えて行動していきます。一方で、現場の従業員は常に目の前の仕事に対して取り組んでいきます。これはどちらが良いか悪いかという話ではなく、少し先のことを重要視する人と、目の前のことを重要視する人では目的が異なるので考え方がズレてしまうのは当然です。特に大きな変化を伴う場合、現状を維持したくなるのは人の性です。「今までもこうしてきたから」「この方法が最適だから」といった言葉は、現場改善の支援を行う中でよく耳にする声です。

 

 2つ目は経営者が方向性を明示していない、もしくは明示しているが社員は理解していないことです。今回のコロナウイルス発生における取組を例に挙げると、飲食店ではテイクアウトなどの取組みを急遽行っています。これは急激な世の中の変化が発生し、それに対して売り上げを確保するために必要なことです。と、仮に経営者が考えていたとします。しかし、従業員に対して「なぜ新しい取り組みを行うのか」「この取り組みを実施するメリットはなんなのか?」といったことを周知できていないと、「急に言われても難しい」「騒動が落ち着けばお客はもどってくるだろう」といった、短期的な視点が中心になってしまいます。

 

 成長の過渡期にある企業では、スタートアップの時期は社員全員が生き生きと働いていたが、事業拡大や人員増加に伴って一体感が薄れてしまったという相談を受けることがあります。原因はさまざまですが、人員増加と共に組織の方向性を浸透しきれなくなったしまった点については、多くの組織で共通していました。

 

 対策としてどうすれば良いのか?1つ目は、企業や組織の向かう方法を明確にすることで経営者と現場の目線合わせをすることです。企業の方向性を明確にする手法としては、事業計画書にする、プレゼンテーションを行う、動画にする、漫画にする、いろいろな方法があります。また、従業員の目線を経営者が知るためには個人のキャリアプランを作成する、決意表明をする、などがあります。重要な点はどちらか一方だけの目線を知るのではなく、お互いに考えを理解するということです。

 

 2つ目は、対話を通して納得して行動してもらう様にすることです。納得してもらうためには、計画の段階で現場を理解すること、計画の内容に対する質疑応答については丁寧に対話を行っていくことがとても重要になってきます。グループでの意見交換や定期的な1on1ミーティングなども効果的です。

 

 1つ目のポイントと似ていますが、根底にあるのは相互理解から生まれる信頼です。そして、その為にはコミュニケーションの量と質を増やすことが何よりも大切です。言ったつもり、伝えているつもり、ではなく、しっかりと相手に伝わった状態を目指していきましょう。

 

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