仕事で久しぶりに蒲田を訪れました。
蒲田は私は新卒で入社した会社がある街で、初めて一人暮らしをした街であり、10年近く住んだ街です。夜な夜なラーメン食べたり、富士そば食べたり、ダーツバーに行ったりと、思い出話には事欠きません。
そんな蒲田で有名な食べ物と言えばコレ。
羽根つき餃子です。
お気づきの方もいるかと思いますが、写真を撮る前に1つ食べました(笑)
飲食店でいうと、你好や歓迎が有名です。住んでいる時も定期的に食べに行ってましたが、離れてみると恋しくなるもんですね。久しぶりに蒲田に行くことになった時点で、前職の同期を誘って食べに行ってきました。
好みはあると思いますが、やっぱり食べなれた味って良いんですよね。この後にも別の仕事がありましたので餃子とビールというわけにはいきませんでしたが、最後の案件だったら間違いなく飲んでましたね(笑)
今や蒲田は餃子の街として認知されていますが、もちろん最初から有名であったわけではありません。美味しいお店ができて、その流れを組むお店ができて、評判になってお客が増えて、お客が増えるから飲食店も増えて、餃子を提供する飲食店が集積してきたんだと思います。
地域ブランドを作りたい、特産品を作りたい、東京などの首都圏で売り出したいとい相談を受けることがあります。ブランドや特産品を作りたいという考えは素晴らしいですし、市場が大きい首都圏で販売したいという気持ちもよくわかります。しかし、蒲田の事例でもいえることですが、重要なのはまず地域で愛されることです。地元で有名だから商圏が広がるわけで、東京で売れているから地元で売れるということではありません。
お酒の銘柄では首都圏のみで人気があって、地元ではまったく知られていないなんてこともありますがかなり珍しいケースです。
どの商品やサービスにも言えることですが、必殺技みないた解決策は存在しません。考えた作戦を地道に実行すること、そして、効果が出なければ新しい作戦を考えて実行すること、基本はこの繰り返しです。その精度やピントがずれていると効果が出にくくなってしまいます。地元で愛されている商品であれば話は別ですが、まずは首都圏で特産品を売りたいというのも、私の考えではちょっとピントがずれている気がします。コツコツとファンを作っていく、大事にして頂きたい考え方です。
今日は西日本に出張です。酒類製造業者様の前でちょっとした研修を実施いたします。お力になれるように全力を出し切りたいと思います。
伊藤