Blog

ブログ

自らやる気を高める社員を育成する3つのポイント

 新しい仕事や難しい仕事にも前向きに取り組む社員と、基本的に指示待ちが多く積極性が不足している社員の間にはどのような違いがあるのでしょうか?やる気を出すスイッチには大きく2つあると考えられています。1つは外発的動機づけと呼ばれる、「報酬」「評価」「懲罰」といった自分以外の外部から受ける要因、2つめは内発的動機づけと呼ばれる「成長したい」「貢献したい」といった、自らの内側から湧き上がる要因があります。

 これらの2つの動機づけは一長一短であり、どちらが優れているということではありません。接する人物の特性や習熟度に合わせていくということがポイントになるのですが、1つの考えとして学習や仕事に取り組む初期には外発的動機づけ、中長期的には内発的動機づけを目指していくものがあります。理由としては、自らやる気を出すためには時間がかかるとこが挙げられます。そこで、今回は中長期的に自らやる気を出す社員を育成するために必要だと考えられている3つのポイントをお伝え致します。

 

自らの成長を実感している

 1つ目は有能性と呼ばれる自分が成果を出していることを感じていることです。目の前の仕事に取り組むことは重要ですが、仕事を通して成長を実感できることは自分自身の動機づけにつながります。職務内容によっては実績を数字で反映させることができる職種とそうでない職種があります。例えば、営業職などの数字が見えやすい職種では結果を定量的にフィードバックすることが比較的に容易です。一方で、人事や総務、製造部門ではわかりやすい数字を設定することが困難なケースが想定されます。解決策としては、「採用面談数」「1時間内の加工処理数・不良率」などの評価できる項目を設定することが挙げられます。相対的に評価することも1つの方法ですが、自分自身の過去と現在を比較することは自分自身の成長を実感することが期待できます。また、スキルマップなどの活用によって習熟度を見える化させる取り組みを行っている企業も多くあります。本人自身が成長を実感できる仕組みづくりが重要と言えます。

 

自ら考えたことを実行している

 2つ目は、自律性と呼ばれる自ら考えたことを実行している点です。良い方を変えるとやらされ感が少ないとも言えます。人から言われたことと、自ら決めたこと、どちらがやる気が出るかと問えば、多くの方は自ら決めたことと答えるでしょう。しかし、企業人として働く限りは人から言われたことをやらなければならないことも多く存在します。具体的な行動の全てに指示を出すというのは1つの手法ですが、取り組みの目的を中心に伝えて、具体的な取り組み内容については社員に一定の権限を与えるという手法が有効です。もちろん、指示を出す相手のレベルに合わせて具体性を調整することが大前提です。極端な話、経験の少ない社員に「自分で考えてやってみろ」という指示を出しては、丸投げになってしまいます。社員の習熟度に合わせて、自ら考える機会を与えることで自律性を高めることが期待できます。筆者自身の経験談として、相手が中小企業の経営者であっても、コンサルタントが提示した解決策よりも、一緒になって状況を分析し、経営者自身が導き出した解決策の方が実行率も高く、結果が出ているという経験があります。

 

周囲の人間とコミュニケーションが取れている

 3つ目は、関係性と呼ばれる周囲のとの交流をしっかりと取れている点です。組織の中では同期入社や同僚などの横の関係、上司や先輩、後輩といった縦の関係が挙げられます。その中で、お互いの良い部分や努力している部分などを認めるなど、相互に承認することでやる気を高めることが可能になります。具体的な取り組み例としては、面談によるフィードバック、サンクスカード、社内SNSの活用といったものがあります。社員数が多い企業では階層がしっかりと出来上がっていることによって、トップと現場のコミュニケーションが取りにくくなってしまうという弊害が派生しがちです。しかし、SNSを活用することでよりフラットに意見を言える風土や、距離感を縮めるという役目を担っている企業も存在します。一時期は社員旅行や運動会などの社外活動は下火になっていましたが、支援をしている企業では社員旅行や部活などの取組みを改めて行っている企業も出てきています。

 筆者自身はコンサルティングの現場で活用するほか、子育ての場面でもどうすれば子供を動機づけできるかということを実験的に試しています。なかなか難しいということは言うまでもないのですが、本人がやる気を出したタイミングを見逃さずに寄り添っていくことはマネージャーや経営者として持ち続けたい姿勢の1つと考えています。

 ご質問や初回無料相談は公式LINEアカウントから受け付けています。経営に関するお役立ち情報も発信していますので、ご興味がある方はこちらから友達登録をお願い致します。

記事一覧へ

カテゴリ