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長野県の酒蔵の数は?ワイン蔵の数は?

2月は研修の仕事で長野県を2回訪れました。出張の時はもちろん飲食店のベンチマークをしているんですが、長野では日本酒がメインの飲食店に伺うことが多いです。前もって決めているわけではないんですが、WEBで調べたり、歩いて見つけたり、知人に聞いたりすると結果としてそうなっていました。       ふと思い返してみると、長野県って実は清酒蔵の数がかなり多いんですよね。     長野県が発行している資料によると平成29年12月末日時点で79蔵あります。一位は新潟県ですが、それに次ぐ数となっています。     長野県は大きな山脈に囲まれ、大きな川も流れています。そのため、荷物の運搬が困難であったためコンパクトな酒蔵が県内各地に点在しているというわけなんですね。     ちなみに上述した資料によるとワイナリーの数も36蔵と全国第2位です。ワインもおいしいですけどね、今回は日本酒ということで(笑)     まずはこちらから。     過去に飲んだことあるのですが、生酛造りのお酒を多く醸している蔵元です。都心部ではあまり見かけませんが、周辺の地酒専門店にいくと結構な確率で見かけます。もっと人気が出ていても良さそうな気もします。         辛口のアルプス正宗。キレるだけでなくほどよい香りもありました。食べ物に合わせるのには苦労しなそうなお酒です。         大信州のオリジナルラベル。お店のスタッフさんが自ら汲みにいかれたそうです。そこまでは他の蔵元でもよく聞く話ですが、ラベルにまで工夫があるのが面白いですね。大信州は東京近郊の酒販店でも見かける人気銘柄ですが、それでありながらこんな取り組みがあるのはお客さんも喜びそうです。       最後にこちら。お恥ずかしながら今錦という銘柄を初めて飲みました。WEBページを確認すると、「おたまじゃくしシリーズ」というものがあるそうで、複数の種類があるようです。記憶が確かであれが少し濁っていてジューシーなお酒でした。       ラベルにイラストを使ったり、シリーズ化すれば良いというわけでは決してありませんが、ストーリーであったり特徴であったりを顧客に伝えやすくなるのは間違いないですね。「これってなんでおたまじゃくしなんですか?」という疑問は多くの方が持つことでしょう。ターゲットにもよりますが、消費者にわかりやすいというのはとても重要なことであると再確認させられます。       長野県に限ったことではありませんが、全国色々なお酒があっても首都圏で流通しているのは一部の人気銘柄が中心です。私が酒販店に在籍していた時にも強く感じましたが、流通の段階でもっと作り手の情報を知り、伝えていくことがとても重要です。そのためには、我々のようなお酒を扱う人がもっと勉強しないといけないですね。    
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