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【研修事例】カードゲームで社員間の相互理解を促進!

 八千代市で広告代理店を行っている有限会社八千代折込広告の石川社長にインタビューを行いました。2024年の初めに社員間のコミュニケーション強化に関するご相談を受け、社内研修を実施しました。今回は、その際の様子や取り組んでみた感想についてお話を伺いました。

伊藤:社員間のコミュニケーションについてはいつごろから課題と感じていたのでしょうか?

石川さん:私は3年前に前経営者から経営を引き継ぎました。もともとは私も社員としてこの会社に勤務していましたが、その時から感じていた社内の雰囲気としては自由にのびのびと仕事をできるということでした。一方で、見方を変えると放任主義という側面もありまして、個人で仕事が完結できてしまうため、社員間の横のつながりは少ないと感じていました。

伊藤:代表に就任されてからはどのような取り組みを行われたのですか?

石川さん:まず初めに取り組んだのは自分自身の経営者としてのスキルアップです。商工会議所や中小企業同友会で開催されている社長塾や経営革新塾、さまざまな勉強会や研修に参加しました。その中で、自社の事業計画や経営理念・将来ビジョンを明確にし、社内で浸透されていることの重要性を知りました。現在では、企業理念や自社の価値観を設定して社内に浸透を進めている段階です。

伊藤:着々と体制を整えていますね。理念の浸透はうまく進んでいるのですか?

石川さん:実際は一丸となっているかというと、まだまだ課題がある状況です。というのも、当社の社風として自由に仕事ができるという風土があったことも影響しているのですが、社内で定めた統一の行動指針と従業員一人一人が持っている価値観がうまく融合していないと感じていました。例えば、「じっくり仕事をしたい人」と「効率的に無駄を少なく仕事をしたい人」がいたとします、何か1つのプロジェクトを行う時にそれぞれの価値観がぶつかってしまい、仕事を進める上での弊害となることがありました。そこで、社内コミュニケーションの強化に関するご相談をしました。

伊藤:実際にそれぞれの価値観に優劣は無いですからね。

石川さん:本当にその通りだと思います。それぞれの価値観があることは素晴らしいことなのですが、組織として同じ方向に向かっていく中では、企業の行動指針を基準にしてもらいたいというのが経営者としての本音なのですが、なかなか難しいところではあります。

伊藤:今回の研修ではバリューカードを使ったグループワークを行いましたが、みなさんの反応はいかがでしたか?

石川さん:カードゲーム形式の進め方をして頂きましたので、多くの従業員が楽しそうに参加していました。普段の会話は業務上の定型的なやりとりが大半でしたので、それぞれの価値観を知ることは私自身も興味深い内容でした。講義の中でもお話がありましたが、「自分と相手は異なる」ということを前提にしないと、「普通なら」「自分だったら」といった自分基準の考えや行動になってしまいますので、その点については理解してもらえたのではないかと思っています。

伊藤:研修後のみなさんの様子に変化はありましたか?

石川さん:正直にお話をすると、劇的に何かが変わったということはありません。ただ、会議や打ち合わせをする時にアイスブレイクを取り入れているのですが、以前よりも自己開示を自然にしてくれるシーンが多くなったと感じています。相互理解をするためには自分の話をすることが重要ということが、少しずつ浸透しているかもしれません。ちょっとした行動の変化かもしれませんが、良い連鎖が続いてくれればうれしいなと思っています。

伊藤:少しでも変化があったことはとても嬉しく思います。今後の御社の目標はどのようなものがありますか?

石川さん:今後も継続してコミュニケーションの量を増やしながら、一丸となって事業を行っていくということが一番の課題と感じています。一朝一夕でできることではないと考えていますので、時間はかかるかも知れませんが確実に取り組んでいきたいと思います。将来的には、八千代市内でNo.1の広告代理店になりたいと考えていますので、広告のことなら当社と思っていただけるように頑張りたいと思います。

石川さん:今後も継続してコミュニケーションの量を増やしながら、一丸となって事業を行っていくということが一番の課題と感じています。一朝一夕でできることではないと考えていますので、時間はかかるかも知れませんが確実に取り組んでいきたいと思います。将来的には、八千代市内でNo.1の広告代理店になりたいと考えていますので、広告のことなら当社と思っていただけるように頑張りたいと思います。

伊藤:ありがとうございました。今後も必要なタイミングでサポートさせて頂きたいと思います。

石川社長
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