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ストレッチゾーンへ踏み出すために周囲ができること 

 2023年から私が力を入れていることの1つにライブ活動があります。オーディエンスとして参加する方です。業務で行っている研修もライブと言えばライブなので共通点もありますが、好きな音楽やアーティストのライブに参加することに覚醒してしまいました。

 2023年は年甲斐もなく35°を超える炎天下の中でのロッキンジャパンに始まり、コールドプレイ、ノエルギャラガー、2024年はギタージャンボリ―、パンクスプリングなどいろんなジャンルの音楽とライブを楽しんでいます。好きなアーティストを狙い撃ちで参加するワンマンも面白いですが、フェスに参加して新たに好きなアーティストを見つけるという偶然の出会いも良いものです。

 先月のことになりますが、知人に誘われてサタニックカーニバルなるフェスに参加してきました。私の世代では知らない人はいないであろうハイスタンダードが大元のレーベルPIZAA OF DETH主催のフェスです。パンクとかメロコアが好きな人なら一度は行ってみたいと思っているようなイベントです。当日は、10‐FEETやマキシマムザホルモン、BRAFMANやHEY-SMITHなど素晴らしいバンドの演奏を楽しむことができました。

 このイベントの存在自体は知っていたのですが、今までなんとなく参加はしてきませんでした。なんとなく怖かったからです。今までに参加してきたライブは、席が割り当てられていることが多いので自分のペースで楽しむことができていました。しかし、今回のフェスは前に行けばもみくちゃになること必至です。他のライブやフェスでももちろんそうなることはありますが、どちらかというと今までは後ろの方で安全に音楽を楽しんでいたタイプの自分としては二の足を踏んでいたというのが正直なところです。

 当初は今回も後ろの方でゆっくり見ようかなぁと思っていたのですが、10‐FEETが出てくるタイミングでどうしても前に行ってみたい気持ちが強くなってしまい、友人に連れられながら前の方に行ってみました。そうしたところ、最高に楽しい思いをすることができました。もちろん、ある程度はもみくちゃになったのですが、必要以上に怖がる必要はなかったなぁというのが正直な感想です。

 振り返ってみると「こういう場所が安全だから」「ダイバーの対処法は。。。」など色々なアドバイスを教えてくれたことや、友人が一緒に行ってくれたというのが大きかったと思います。一人ではなかなかこうはいかない。研修の場面でも、自分が安心できるコンフォートゾーンと少し背伸びをしたストレッチゾーンの話をすることがあります。自分自身が挑戦するという気持ちも大事ですが、周囲の手助けも大事ということが良くわかりました。

 チャレンジしようとしてる人任せにせずに、途中までは一緒にやる。これに尽きると思います。自転車を始めて乗る時にやる、途中まで後ろを抑えていていつの間にか内緒で手を放す、あれです。どこまでを一緒に伴走するかというのはケースバイケースでしょうが、その人任せにしてしまってはチャレンジする気持ちも生まれにくくなってしまいます。私も一人では前にいってなかっただろうなぁと思います。しかし、今回成功体験をしてしまったので、7月に行くライブでは一人で前の方にも行ってみようかなぁ。なんてな。

サタニック君と見切れている友人

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