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チーム内の活性化は世間話から
先月からシリーズものの研修に受講生として参加しています。コロナ禍の影響もあり、1日8時間×10回程度の研修を全てオンラインで受講しています。正直なところ最初はどうなるのかと不安な気持ちもありましたが、実際に参加してみるとメリットもたくさんありました。例えば、全国各地の人とつながることができる、移動時間がないのでギリギリまで別のことができる、チャット機能などで質問がしやすい、などです。その一方で、デメリットも感じています。最大のデメリットは受講生同士の関係性構築がしにくいという点です。今回はその原因はなぜなのか?また、リアルの職場やチーム内などにこの気付きをどのように生かせるのか?ということについて考えてみたいと思います。
業務外のコミュニケーションはやっぱり大事
いきなり結論になりますが、どのような組織においても業務と関係の無い会話などの時間外のコミュニケーションはとても重要だと言えます。今回参加した研修での実体験をもとにお伝えすると、研修の時間内にグループワークや自己紹介などの時間はしっかりととって頂きました。その時間内における受講生同士の会話などのやりとりもしっかりと取れていたと思います。しかし、決められたグループワーク以外でのコミュニケーションがなかなか取れず、うまく関係性の構築がしにくいように感じました。リアルの研修に参加した時のことを思い返してみると、休憩時間に席を移動する時、トイレに行く時、飲み物を飲む時、など誰かと接触する機会があり、このような時間を活用して研修とは関係ない話をしていたように思います。初めて会った人ばかりの研修の場であっても、「自己紹介で言っていたバイクの趣味ですが、私も○○というバイクに昔乗っていたんですよ」というような共通点探しから、距離感を近づけた経験をお持ちでは無いでしょうか?一見、何気ない世間話であっても相手との関係性を構築して、チーム内での活性度を高めることができるのです。参加している研修での雰囲気は良好ですし、研修時間内のコミュニケーションは非常に円滑にとれていますが、相手の懐に踏み込めない原因はこんなところにあるのかも知れないと考え始めています。
業務外のコミュニケーションを意図的に組み込む
実際に組織内のコミュニケーションが活発でない場合にはどのように対応していけばよいのか考えてみたいと思います。業務外のコミュニケーションが組織内での活性化に貢献しているということを前提とした場合、日常のやりとりの中に意図的に組み込む方法で活性を高めることが期待できます。例えば、実際に筆者がコンサルティング現場で行っている取り組みとしては、グループミーティングや1on1ミーティングの導入場面で最近のあった印象的な出来事を聞いてみるなど、一見仕事とは関係のない話から入っていきます。そして、ミーティングが終了したあとには、途中まで一緒に移動しながら世間話を行う様に心掛けています。このような取り組みを行うことで心理的な距離感を縮めることができ、業務上で何かあった場合にもすぐに相談してくれることが期待できます。コロナ禍において集団で行動することは難しい状況ではありますが、社員旅行や運動会などのイベントが見直されてきていたのには理由があったのだと推察することができます。
職場内やチーム内で「発言が少ない」「アイデアが出ない」「相談してくれない」といった悩みをお持ちであれば、何気ない世間話の中からお互いに興味関心を持つことからスタートしてみるのは如何でしょうか。ご質問や初回無料相談は公式LINEアカウントから受け付けています。経営に関するお役立ち情報も発信していますので、ご興味がある方はこちらから友達登録をお願い致します。
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