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教わり上手の人が持っている「質問力」の秘訣

ゴルフレッスンで気づいた「教えたくなる生徒」の特徴

 1年くらい前にゴルフを始めました。息子が急にやってみたいと言い始め、そのついでに一緒に始めたゴルフですが、なかなか上達しません(笑)

 先日、綺麗なスイングをしたい一心で自分のスイングを動画撮影し、「フォロースルーを大きくしたいんですが、何を意識したら良いですか?」と先生にお願いしたところ、予想以上に丁寧に教えてもらうことができました。

 先生は「熱心ですね」と感心しながら、時間外までスイングのポイントを一つひとつ解説してくれました。その時ふと思ったのです。「なぜ先生はこんなに親身になって教えてくれるのだろう?」と。

講師として体験した「教えたくなる瞬間」

 案外、答えはすぐに回収できました。先日、私が講師として研修を行った際に、同じような体験をしました。研修終了後、受講者の一人が「次回に向けて、今日の内容をもっと深く理解したいのですが」と具体的な質問を投げかけてきました。

 その瞬間、「熱心だな、この人にはもっと教えてあげたい」という気持ちが自然と湧き上がり、時間を忘れて様々な助言をしていました。

教える側の心理を理解する

 何かを教えることを生業にしている人の多くは、根本的に「教えることが好き」な傾向があります。知識を共有し、相手の成長を見ることに喜びを感じているのです。

しかし、人間である以上、誰にでも等しく優しく丁寧に接することは難しいものです。同じ質問でも、相手によって教える熱量が変わってしまうのは自然なことでしょう。

では、教える側が「この人に教えたい」と感じるのはどんな時なのか考えてみました。

「教えたくなる人」の共通点

 私の経験から言えるのは、教える側が最も心を動かされるのは、相手の熱心さや成長への意欲を感じる瞬間です。

 「本当に上達したい」という真剣な姿勢

 「もっと学びたい」という向上心

 「成長するために努力している」という行動

これらの気持ちが伝わってきた時、教える側は自然と「力になりたい」と思うようになります。

熱意を伝える最も効果的な方法:質問すること

 その熱心さや成長への意欲を表現する方法の1つが質問することです。質問は、相手への関心と学習意欲を最もシンプルかつ効果的に示す行動です。

 真剣に話を聞いていた証拠

 もっと深く理解したいという意欲の表れ

 実践に向けた具体的な行動への第一歩

効果的な質問のポイント 教わり上手になるための質問には、いくつかのコツがあります。

 1. 具体的であること 「どうすればいいですか?」ではなく、「〇〇の場面で△△になってしまうのですが、どう改善できますか?」

 2. 準備していることを示す 「動画を撮影してきました」「実際に試してみたのですが」など、事前に行動していることを伝える

 3. 次のステップを意識した質問 「今日教わったことを踏まえて、次回までに何を重点的に練習すべきですか?」

 4. 感謝と成長意欲を込める 「おかげで理解が深まりました。さらに〇〇について教えていただけますか?」

教わり上手は「教えたい」気持ちを引き出す

 教わり上手な人は、無意識のうちに教える側の「教えたい」という気持ちを引き出しています。その鍵となるのが、適切な質問を通じて示される学習意欲と熱心さです。

 次回何かを学ぶ機会があったら、ぜひ積極的に質問してみてください。きっと、いつも以上に丁寧で深い指導を受けることができるはずです。

 教わり上手になることは、単に知識を得るだけでなく、教える側との良好な関係を築き、継続的な学習環境を作ることにもつながります。質問という小さな行動が、大きな学習効果を生み出します。

今回のアイキャッチ画像

 初めてゴルフの試合をギャラリーとして観戦してきました。まさか、子供の試合が初めてのギャラリーになるとは(笑)人に観られている中でプレーするのは緊張するし、自分だったら嫌だなぁとおもいましたが、本人は楽しそうにプレーしていて良かったです。何事も経験ですね。

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