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補助金は手段であって目的ではない

事業計画策定セミナーで宮崎県都城市まで行ってきました。対象は小さい会社、具体的に言うと従業員5名以下の小規模企業の皆さんにご参加いただきました。

 

 

 

 

  • なぜ、事業計画書をつくる必要があるのか?
  • 作った事業者はどんなメリットが得られたのか?
  • どうやってつくるのか?

 

 

 

 

なんてお話をしてきました。

 

 

 

また、今回はこれから公募されるであろう小規模事業者持続化補助金を見据えての意味合いもあったため、採択されるためのポイントという観点もプラスαでお伝えしました。

 

 

 

  • 自己分析をして強みを明確にする
  • 環境分析をしてチャンス(成長している市場)をとらえる
  • 方向性を明示する
  • 顧客目線のメリットを提示する
  • 誰に、何を、どのように提供するか考える
  • 自社ならではの工夫をする

 

 

 

 

小さい企業だからこそできることもたくさんあります。意思決定のスピード、1人1人の顧客に合わせた臨機応変な対応、小さいからこそできる工夫、であったりします。特に、創意工夫はとても重要です。

 

 

 

 

なぜ工夫が重要なのか?それは、工夫することで他から真似されにくく、差別化した商品やサービスを提供することができるからです。

 

 

参入障壁とも呼びますが、同業他社が真似しにくくなることで値下げ競争に巻き込まれるリスクを少なくすることができます。顧客目線で考えると、消費する前には必ず比較検討を行います。どこにでもある商品・サービスは、どのような観点で比べるか?当然ですが、価格や納期(すぐ手に入るかどうか)、といった観点になります。

 

 

 

値段は高いけど、届くまでに時間はかかるけど、この商品が良い!と思わせないといけないわけですね。

 

 

 

例をあげると、最近人気がでているオーダーメイドのスーツなどがこれに該当します。既製品の方が価格も安くすぐに手に入りますが、オーダーメイドの方が体にフィットしたり、好きな生地やボタンなどを選ぶことができます。もちろん、ここからさらに機能面であったり、原材料であったりと工夫を加えることも必要です。

 

 

 

 

企業の置かれている状況によってできることは異なりますが、これまで100社以上の社長さんと面談をしてきて1つも工夫ができなかったということはありません。お金がない事業者さんでも、お金をかけずに手間をかけることはできます。

 

 

 

 

先日のセミナーでもこれまでに持続化補助金申請時に行った企業の工夫を事例としていくつかお話しました。

 

 

 

 

正直なところを言うと補助金がらえるかどうかはあまり関心がありません。

 

 

 

 

もちろん、セミナーの後の個別相談では採択されるように最後までブラッシュアップのお手伝いをしますが、大事なのは計画をつくる過程で自社の棚卸しをすることと、事業アイデアを練ることです。

 

 

 

 

これによって、売り上げを上げるチャンスを得ることが、補助金申請をする最大のメリットですよね。キレイごとばかりを言うつもりはありませんが、これが本心です。実際に行動に移して売上アップした企業を何社も知っています。

 

 

 

補助金は手段であって目的ではありませんよ。

 

 

 

というわけで、全国の支援機関の皆さん!

 

 

 

3月以降は呼ばれれば全国どこへでも行きますので、セミナーのご相談、ご依頼をお待ちしております!

 

 

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